Processingの環境設定
- Kakky
- 2016年8月27日
- 読了時間: 3分
はい、おはようございます。Kakkyです。
昨日は諸事情あり更新できませんでしたので、本日は回収という意味でドドンと2本立てで行きたいと思います。
さて、今回環境を設定していく言語はProcessingです。
この言語は私の中ではとてもマイナーな言語だと認識しているのです。
が、今回そんな言語を紹介することになった理由は、この言語、実は私が一番最初に触れた言語なんです。
Processingは前前前回紹介したJavaをグラフィックに特化させた様な言語です。
Processingは最初から小規模のIDE(統合開発環境)が付属しているので、プログラミングを始めやすいゲームといえます。
では、さっそく設定していきましょう。

まずはProcessingの公式ページから本体をダウンロードしましょう。

ダウンロードした.zip形式のファイルを右クリックから解凍して、Cドライブに移動します。
Processingのダウンロードは以上です。
Cドライブに移動したフォルダの中にあるProcessing.exeというファイルからプログラミングを行うことができます。
ここからは毎回恒例のコマンドプロンプトで実行するための環境を整えていきましょう。

環境変数の設定では、環境変数のPathにProcessing.exeがあるフォルダを値として指定します。
環境変数については以前の記事で紹介しましたので、そちらを参考にしてください。

では、早速実行していきましょう......と、言いたいところですが、Processingのコマンドプロンプトからの実行は少しややこしいです。
まず、Processingの実行ファイルの拡張子は.pdeなので、.pde形式のファイルを作り、その中にプログラミングをしましょう。
今までの言語の場合は、あとはコマンドとファイル名を入力するだけでしたが、この言語の場合はいくつか準備すべきことがあります。
まず、pde形式のファイルを実行するためには、そのpde形式のファイルと同名のフォルダにそのファイルを入れる必要があります。
Processingをコマンドプロンプトから実行するためのコマンドはprocessing-javaです。
が、実行するためにはいくつかのオプションを設定する必要があります。
最低限指定する必要があるのが--force、--sketch、--output、--runです。
まず、forceは実行するときに生成するファイルを上書きしていいかどうかを指定します。(このオプションをつけると上書きが許可されます。)
次にsketchですが、これは実行するファイルがどこにあるかを指定するオプションです。実行したいファイルのあるフォルダを必ず絶対パスで指定するようにしましょう。
そして、outputは実行するために生成するファイルの置き場です。こちらも絶対パスを指定しましょう。
慣習的には実行したいファイルの入っているフォルダ内にoutputというフォルダを作成し、そこを指定するのが一般的のようです。
最後にrunは実行するためのコマンドです。必ず最後に書きましょう。
ちなみに、runの代わりにbuildと入れると、実行はしませんが、実行に必要なファイルを生成してくれます。
上記より、実行するときは
processing-java --force --sketch=(実行したいファイルがあるフォルダの絶対パス) --output=(生成されるファイルを置くフォルダの絶対パス) --run
となります。
皆さんはうまく実行できたでしょうか?
これでProcessingの環境設定は以上です。
ではまた次の記事でお会いしましょう。
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